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保証人からの過払金請求

先日、過払金請求の相談がありました。内容は、「保証人として貸金業者に対し支払いを数回行い、債務の完済に至った。保証人から過払金請求できるか」とのことです。

 

保証人は、過払金が発生した以降に保証人が支払った分に関し、過払い金請求することができます。判例においても連帯保証人が支払ったことにより発生した過払金の不当利得返還請求権は連帯保証人に発生することを認容しています。(大阪高裁判決 平成20年1月29日)

 

では、実際に保証人の方から依頼を受けて過払金請求をする場合にどのような流れになるか説明します。

 

1 取引履歴の開示

貸金業者から開示された取引履歴には、主債務者及び保証人の返済記録が全て記載されています。しかし、取引履歴には主債務者若しくは保証人どちらによって支払われたかという事項は一般的に記載されておりません。もし、貸金業者が保証人からの返済であったことを認めないといった場合には、当時のATM振込明細等を用いて保証人が支払ったことを証明する必要があります。

 

2 過払金請求

取引内容を精査し、保証人は、取引内容(取引日、返済額)を見て過払金が発生した70回目以降の取引の中で、自身が支払ったものは75回目、85回目、95回目であることを思い出し、20万円の過払金請求権を有していることがわかりました。振込名義人が保証人名であったことから、貸金業者側で保証人からの返済であることが確認でき、振込明細の提示をしなくとも返済の事実を認めてもらうことができました。(貸金業者により対応は様々です)

 

3 和解

しかし、貸金業者は保証人による返済の事実を認めても、すぐに過払金返還に応じません。理由は、主債務者からも過払金請求(保証人による返済75回目、85回目、95回目を除いた額)を受ける可能性があるためです。そのため、貸金業者は「主債務者及び保証人並びに当社の三者で和解したい」、「主債務者は過払金を請求しない旨の和解をしたい」等と主張する場合があり、主債務者の協力を得られなければ和解が困難になることがあります。

 

通常の過払金請求とは対応が異なりますが、保証人からの請求は可能ですので、上記をふまえて、和解若しくは訴訟を検討されてみてはいかがでしょうか。