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社内研修~④「ロールプレイング」

④「ロールプレイング」

■相談編<ナレーション>

• 相談者は現在無職。運送会社に勤務していたが3カ月ほど前にリストラ。
• 借金の原因はほぼすべて浪費。
• 現在独身で離婚歴あり。
■相談編<センター相談編>

司法書士:一覧表見ると債務はこれだけか?500万程あるが月いくらくらい借金に回せるか?

相談者:はい。月20万くらいの失業保険で暮らしてるが、あと2カ月ほどで切れてしまう。
出せても月1万くらい。

司:利息制限法で引き直し計算すると、最終的な借金が半分くらいになる可能性はあるが、
返済資金がほとんどないとなると任意整理は難しい。自己破産の検討をしなければならない。

相:債権者から電話きているが何とかならないか?

司:私から債権者に通知を出せば取り立ては止まる。受任通知が届くまでに電話が来た場合、
弁護士に依頼したのでそちらに連絡してくださいと伝えてください。

相:弁護士費用はいくらくらいかかるのか。月1万くらいしか払えない。

司:一般的には10社で21万くらいだが、支払困難の方のために法律扶助制度がある。
詳しくは事務所で説明する。今日から誰にも返さないし、誰にも借りないこと。

相:わかりました。

ナレーション:相談センターの相談時間は通常30分ほどある。
概略を早く示して、事務所に早く誘導するのがポイント。
とにかく弁護士に連絡してくださいと注意をする。
■相談編<事務所相談編>

司:債務は一覧表の通りこれだけか?何で500万も借金が膨らんだか?

相:はい。キャバクラ等によく行ったが、6カ月くらいはもう行ってない。
もう借金したくないので先生の所に来た。

司:カードは持ってきたか?ハサミを入れてください。
司:債権者は本当にこれだけか?最初に借りた時期も一覧表の通りか?
完済後の再取引日ではなく、生まれて初めて取引した日がいつなのかが問題。

相:A社は一度完済して2カ月くらいしてまた借りた。最初に借りたのは7、8年前。
当時の借金は妻の父親が返してくれた。父親への借金は50万ほど。
いまさら連絡はしたくないので黙っていてほしい。

司:父親も一覧表に記載しなければならない。
一部の債権者だけに返済する事は親族であっても、勤務先の社長であっても認められない。
他に知人・友人・親戚・会社からの借入、家賃滞納などないか?

相:元妻と住んでいた家賃の滞納が100万ほどある。分割で返すことになっている。

司:滞納家賃も一覧表に載せる必要あり。A社の取引が7、8年前という以外は一覧表の通りか?
取引開始日によっては、利息制限法に従って引き直すと借金が大幅に減ったり、
場合によっては過払となり戻ってくることもある。
当初の契約書やATMの明細などがあれば持ってきてほしい。なるべく古いのが望ましい。

相:妻にばれないようにその場で捨てているので、たぶんないと思う。

司:A社以外の9社は、2,3年前からどうしてこの時期からたくさん借りるようになったのか。

相:妻と離婚して一人になり、キャバクラで遊ぶようになって、
それが原因で自分の父親や元妻の父親にももう助けないと言われて自暴自棄になった。

司:もう二度と無駄遣いをやめると約束しないと受任できない。

相:承知している。

弁:家計全体の表は持ってきたか?収入が失業保険の18万5000円、支出が24万7千円。
6万円以上の赤字になっているがどういうことか。

相:サラ金に順番に返した分を計算したらこんな感じかなと思った。

司:6万円足りない分をどうしたのか。
短期の闇金から借りたりしていないか?正直に言わないと何の解決にもならない。

相:ちょっとは借りたとこがあるがもう終わっている。

司:平成15年に闇金規制法が改正されていて、さらに現在弁護士の統一基準で、
闇金に対して一切支払わない、払ったものはすべて取り返す。
証拠がある限り告発するとなっている。こちらから返せと言う事に交渉に置いて意味がある。

相:実は1ヶ月ほど前から取引があり、5件になっている。携帯に電話番号が入っている。
支払いが今日のものがあるが払わなくて良いか?

司:闇金には一切払わないのが司法書士会の方針。今日中に手を打つので安心する事。
司法書士が受任通知を出せば請求は止まる。電話がきても司法書士に言ってくれとだけ伝える事。
毅然とした態度で、いくら言ってもだめだと闇金に思わせることが重要。
携帯は預からせてください。司法書士の管理下にあると思わせるため。

相:家に来ると言われたが大丈夫か?

司:もし来ても、警察に言うように司法書士に言われているとだけ伝えたら良い。

司:資産の確認をしましょう。過去二年間の通帳を持ってきたか。
B生命の毎月1万の支払はいつからかけているのか。

相:10年位前だと思う。

司:解約返戻金があるが、それを担保にして貸付は受けているか?

相:受けていない。

司:解約返戻金が100万ほどある可能性があるので、
本人が保険会社に書面を送ってもらい、事務所に持ってきてほしい。

相:老後まで手を付けないでおこうと思っていた。このまま続けるわけにはいかないか?

司:破産は原則として、開始決定の際に持っているすべての資産が財団というものになり、
これがお金に換えられて債権者に公平に配当する手続きで、その代わりに残りの借金が
免責されるというものである。なので借金だけチャラにして資産を残すことはできない。

弁:現金については法律で99万円まで、預金返戻金は20万までは財団を構成せずに
お金に換える必要はないという事になっている。
仮に返戻金を100万として、貸付を限度いっぱいまでして、
返戻金を20万以下にしておくという方法もないわけではない。

相:わかりました。

司:不動産は持っているか?車はどうか?

相:ありません。

司:A社の過払い金、B生命の解約返戻金で推定資産を150万くらいとする。
それに対し債務残金は利息制限法で減ったとしても250万以上にはなるだろう。
滞納賃料100万と父親への借金50万円を加えて400万、推定資産を差し引いても
250万ほどの債務残となる。
返済資金の確保は困難だと思うので、現時点での方針は自己破産とする。
自己破産といっても借入原因が浪費の場合、免責調査が必要となるので
少額管財を利用することを進める。管財人が裁判所から選任され、予納金が別途かかる。
資産調査などで違う方針が望ましいとされることもあるので、そうなったらまた相談しよう。

相:破産の場合、戸籍に載ったり、元妻に責任がいく等ないか?
司:戸籍には載らない。元奥さんが保証人でない限り責任はない。
夫婦であっても離婚していても責任範囲は変わらない。

相:これから就職する際、職に就けない場合とかあるのか?

司:証券会社の外務員や警備員など、特定の職業に就く以外は不利益はない。

相:破産するとブラックリストに載るのか?それなら任意整理の方が良いのではないか?
任意整理はブラックリストに載らないのではないか?

司:ブラックリストに載るというのは信用情報機関に事故情報が登録されることによって、5~7年間
融資やクレジットカードが利用できないということ。今後借金しないのであれば問題はない。

相:わかりました。

司:司法書士費用について。法律扶助制度(法テラス)について説明する。
資力が乏しい、免責の見込みがある事が条件で、扶助協会が司法書士費用を立て替えてくれる
制度。通常かかる司法書士報酬等が、扶助制度を利用すると額を抑えられる。
実費については協会が立替えてくれるが、原則として5000円~10000円ずつ毎月返済してい
く。借金原因が浪費なので免責見込みの点は問題となるが、少額管財を利用して今後の生活
態度を改めれば、免責を受けられる可能性が大きいので、2つの要件はクリアするだろう。
ただし、扶助制度を利用しても管財人への予納金と申立費用が立替対象にならないが、
A社の過払い金が出ればそれで充当することもできる。

相:その制度を利用したいがどうしたら良いか。

司:私が受任することを条件に申し込みをしておく。
審査の日が決定したら連絡するので一緒に出頭してほしい。

相:よろしくお願いします。

ナ:実際には1時間くらいかけないとこれだけの情報は出てこない。
事務所での最初の相談が債務整理を適正かつ正確に行うために絶対必要。

■債権者とのやり取り<サラ金編>

・受任通知発送したいのでFAXを教えてほしい
※住所がわかっていても確認するようにする

・全ての債権調査が終了(取引経過の開示)するまでは質問内容には一切答えられない
※最高裁判決H17.7.19で取引開示義務あり→拒否した場合損害賠償

・方針が決まっていても決定した言い方はしない

■債権者とのやり取り<闇金編>

・受任通知発送したいのでFAXを教えてほしい
※こちらの連絡先を教える意味でも受任通知を送りたいと伝え、聞き出す