過払い金請求
払い過ぎたお金を
取り戻します。
過払い金請求とは
依頼者が貸金業者に対して法定利率を超えて支払っている利息、これを依頼者に返還するよう請求する手続きです。依頼者は多くの場合において、法定利率より高い金利で返済を続けていることが多く、そうして発生した過払い金を業者から依頼者へと返還させます。
過払い請求の質問と回答
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- Q1.過払い金の請求をすることのデメリットを教えて。
- A1.過払い金請求は、自己破産や個人民事再生とはちがう手続きだから、特に残債務が無い場合は、影響はほとんどないよ。だけど、金融機関の統廃合や信用情報機関自体の管理や業者の対応によって状況が変わることもあるみたいだね。また、その過払い金をめぐって業者と和解交渉や訴訟を行うこともあることから、業者によっても異なる場合もあるんだ。
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- Q2.実際にどのくらい戻ってくるか分らないんだけど、計算方法を教えて。
- A2.過払い金請求をすると実際にどのくらい戻ってくるかが分からないよね。
利息18%(利息制限法の上限金利)で借りた場合と29.2%(グレーゾーン金利)で借りた場合にどの位の過払いが生じるのかがわかる表があるので確認してみてね。
※借入金額は900,000円としています。
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- Q3.亡くなった方の過払い請求は可能ですか?
- A3.はい、可能です。
亡くなってから請求書が来てビックリする方もいらっしゃいますが、安易に相続放棄することなく相談してくださいね。
調査のうえ過払いがあれば相続人(数人いれば代表の方)から請求できますよ。
相続放棄の期間(死亡を知ってから3カ月)も調査期間として延長することができます。
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- Q4.過払金返還請求をすると、ブラックリストに載るの?
- A4.各貸金業者が「日本信用情報機構」(JICC)に登録している顧客の様々な信用情報の中には、過払い返還請求の履歴も残されていました。
そのため、新規で借り入れができなくなることを恐れ、過払い請求が可能な方でも、請求を思いとどまるケースが想定されるため、借り手の支援団体などがコード71(契約見直し)の削除を求めている状況が続いていました。
この度、金融庁はJICCに対し、コード71については「過払い返還請求は顧客の正当な権利で、信用情報とは直接関係しない」として、削除が必要であるという方針を決めました。
今後は、過払い請求をしても事故情報(いわゆるブラックリスト)が信用情報に載ることがないため、ブラックリストへの不安もなく、安心して請求することができるようになりました。
その場合は、個人民事再生の住宅ローン特則を検討してもいいかもしれないね。
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- Q5.過払い金請求の方法を教えて?
- A5.1.取引の履歴を貸金業者から開示してもらう。
2.開示された取引履歴に利息制限法を適用し、計算しなおす。
3.計算によって得られた過払金を貸金業者に請求し、交渉する。
4.交渉がまとまれば期日を定めて過払金の返還を受ける。交渉がまとまらなければ、過払金返還請求訴訟を起こす。
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- Q6.過払い金請求に時効ってあるの?
- A6.債権者のサラ金業者に対する過払い金返還請求権(不当利得返還請求権)は、10年で消滅になるんだ。だから、過払い金は、原則として最終の支払日から10年以内に請求する必要があるんだね。
過払い金請求の手続き
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- 1まずは相談
- 電話、又はメールでのお問い合わせの後、司法書士が依頼者と直接面談致します。
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- 2受任通知発表
- 司法書士が介入したことを相手に知らせます。
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- 3過払い金調査
- 相手から送られてくる書類をもとに、依頼者の過払い金総額を、法律に基いて算出します。
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- 4和解交渉
- 確定した過払い金額を依頼者に返還するよう相手に求め、金額・返還日を決定して和解します。
基本報酬
基本報酬 |
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